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出会わなければいけない人が、出会っていない

 昔、「ごはん粒を残したらお百姓さんに叱られるぞ」という躾がありました。この言葉は、いまの食卓に残っているのでしょうか。24時間、欲しいときに口にできる日本の食は、どこに向かおうとしているのでしょうか。本来、食の意識は、日常の楽しい関心事のはずなのに、どこに逝ってしまったのでしょうか。
 私たちJAMMのスタッフは、長年、さまざまな立場で農業や流通、生活者に関わることで、食社会の在り方を見つめてきました。その経験から見えてきた結論は、農業者と生活者がちゃんと結びついていない、ということです。生活者は安全で、おいしい、新鮮な農産物を欲してるのに。農家の方々は日々、丹精こめた農産物を作っているのに…。なのに、互いが分かり合えていない。農産物の貴重な価値が、既存の流通過程の各段階で摩耗し、最終生活者にきちんと伝わっていない。ひとことで言えば、「出会わなければいけない人が、出会っていない」のです。残念なことですが、これが農産物ビジネスの現状です。
 そこで、JAMMは始めます。もう一度、食と農の関係を深めたい。それは、いたずらに昔の食生活を懐古するということではなく、食で生活を豊かにしてみたいのです。なんとしても、思いある生産者と心ある生活者をつなぎ、農家の方々の汗の結晶である農産物の価値を、おいしくて安全な農産物を渇望する生活者に届けてみたい、のです。生産者と生活者をつなぐことで、両者が求める「心ある食の在り方」を模索、課題解決していきます。
 いままでに培ったマーケティングやマネジメント技術とネットワークを駆使し、生活者と生産者の新しい出会いと関係づくりを創造。食農一致に向けての健全な農産物ビジネスを構築することで、日本の農業や食社会の再生に役立ちたいと考えています。大地は、食をつくり、血をつくり、細胞をつくり、体をつくり、人を生み出す。この大いなる生命循環を、次代の健全なDNAとして残していきたいと思います。

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